白内障とは、眼の中のレンズである水晶体という組織が白く濁る病気です。
そのため外からの光が眼の内へ十分入らなくなった結果、物が見えにくくなります。
白内障の症状には視力の低下だけではなく、以下のような症状があります。
「ものがかすんで見える、霧がかかって見える(霧視)」 | |
「ぼやけて二重や三重に見える」 | |
「明るいところへ出るとまぶしくて見にくい(羞明)」 | |
「使用してきた眼鏡が合わなくなった。」 |
白内障は下のように、もやがかかったように見えます
年齢を重ねるにつれて発症する割合が増加し、早い人では40代から発症し、
70歳以上の高齢者はほとんどが白内障の症状を引き起こしているといわれていますが、進行の早さには個人差があります。
白内障は放って置くと最終的には視界が白濁しますので、早期に発見し治療しましょう。
現在の白内障手術は主に、濁った水晶体を超音波で砕いて取り出し、人口眼内レンズを挿入する方法で行われています。外科的手術の中では比較的安全な手術とされており条件が揃えば日帰り外来手術も可能です。
白内障手術終了後は必ず通院する必要があります。万が一、合併症が起こったり視力が低下したりした場合のことを考え、検診は絶対に怠らないようにしましょう。